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お知らせ

第66回(令和3年度)澁澤賞の受賞について

株式会社TERADA(本社:東京都町⽥市、代表取締役社⻑:寺⽥ 義能輔)は、当社が開発に携わった「コネクタ形中間電流供給装置」について第66回(令和3年度)澁澤賞を受賞し、11月19日に表彰式が行われましたのでお知らせいたします。

表彰式模様

※TERADA受賞者: 開発部 インフラ設計部門 北澤 優亮

表彰概要

本装置は、通信ビル等で利用される直流-48Vの電力を複数のICT装置へ分岐する通信用電源機器です。今回の開発では、従来「ねじ止め式」であった出力端子部を「コネクタ化」することで、通信設備増設の作業負担軽減、作業効率向上を実現しています。また、装置上部の給電安定化用コンデンサをプラグイン構造*1にすることで、コンデンサ挿入時の極性*2誤りを防止するとともに、従来のネジ止め作業を無くすことができ、安全性維持と現場作業負担の軽減を両立しました。
以上の点が電気保安において有効であると日本電気協会に評価され、「発明・工夫、設計・施工」部門において本賞を受賞しました。
本装置は、2018年から現場に導入されており、今後も更なる拡大が見込まれています。

澁澤賞について

本賞は一般社団法人日本電気協会が主催し、電気保安に傾注された澁澤元治博士の意を体して、広く電気保安に優れた業績を上げた方々に毎年贈られており、民間で唯一の電気保安関係表彰として各界より認められている権威ある賞です。

一般社団法人日本電気協会について

電気関係事業の進歩発達をはかり、産業の振興、文化の進展に寄与することを目的とし、黎明期、また戦中戦後の電⼒危機時代から復興・⾼度成⻑期の電気関係事業を側⾯的に⽀え、情報化が進む現在、多様化する電気関係事業に対するニーズ、課題に役立つ新たな事業活動に取り組んでいます。また、全国10地区に支部を設け、全国規模の活動とともに、地域ごとの事業活動にも力を注いでいます。

注釈
*1 プラグイン構造 差込むだけで接続できる構造
*2 極性プラス(+)極、マイナス(−)極